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問われる保険営業 コロナが招く構造転換

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長年の悪弊である営業職員の「大量採用・大量脱落」。解決の糸口はあるのか。

(PIXTA)

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今年1月から日本生命の営業職員として働く、Tさん(40代)の心中は穏やかではない。昨秋、新人採用のために開催された同社の「わかばイベント」で、有名な占い師から「そういう働き方ではもったいない人だから」と言われ、パートの仕事を辞めて未知の保険営業の世界に思い切って飛び込んだ。

だが入社早々、3月の目標達成に向けて、「オミクロンと並走して契約を取れ!」とか「コロナ禍で失業者が多い今が新人の採用のチャンスだ!」とか、営業部長が職員を強い口調で鼓舞するのを聞いて、「とんでもない世界に来てしまった」と不安が一気に膨らんだ。営業ノルマがあることなど、入社前に聞かされていなかったのだ。

「日本生命がイベントに呼んだあの占い師はグルだったのではないか?」という思いがよぎるが、「まさか日本一の生命保険会社が、採用という人生を左右する重要な局面で、そんな卑怯(ひきょう)なことをするはずがない」と占いの結果も信じたい。

復活する「数」への固執

2020年からの新型コロナウイルスの襲来で、国内の生保各社は対面営業の自粛に追い込まれた。

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