減収増益傾向の下、最大手・日本生命の保険料値上げの狙いは。
「ショップはだいぶ苦しい状況だね。コロナ禍の影響もあるが、緊急事態宣言が解除された(2021年)10〜12月の期間も、来店客数が回復せず、大きく前年割れしている」
ある保険代理店の経営者は、足元の経営環境の厳しさについて、うつむきながらそう話す。
ショップとは、街中の大型ショッピングセンターなどに出店する来店型の代理店だ。
コロナ禍に見舞われた2年前は、健康不安を背景にして、医療保険などの加入希望者が店舗に押し寄せた。コロナ禍前を上回る来店客数を記録したところもあったものの、長続きはしなかった。
ショップ型代理店の多くは、その後じりじりと来店客数が減っており、足元ではコロナ禍前を下回る水準で推移しているという。
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