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安くなった日本株を目指して続々と黒船が襲来 第1章 日本企業を狙う物言う株主

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海外アクティビストが安くなった株を買いあさり、日本企業に襲いかかる。

3月27日に開催された東芝機械の臨時株主総会は、4人が質問し、1時間半で終了した

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「新型コロナショックによる大混乱のさなか、株価が下がったところを狙い澄ましたように仕掛けてきた。アクティビスト(物言う株主)たちは、日本企業が割安になるのを虎視眈々と狙っていたんだよ」

3月30日、米バリューアクト・キャピタル(以下バリューアクト)が国内化学メーカー・JSRの株式を1650万株超(発行済み株式数の6.2%)取得したことが明らかになった。直後、あるファンド関係者はそう解説した。

JSRは、タイヤ用合成ゴムや、フォトレジストなどの半導体・液晶パネル材料を主力とする中堅化学会社。とくに半導体・液晶材料は2割以上の利益率を誇るドル箱事業で、化学業界の中で高収益・好財務企業として知られる存在だ。

しかし、2月までおおむね2100円を超えていた株価は、新型コロナウイルス感染者数が増え始めた2月21日を境に坂道を転がるように下落し、3月16日には1533円をつけた。その後、少し値を戻したものの、2000円を切る水準で推移。その間、バリューアクトはJSR株を静かに買い集め、30日に大量保有報告書を提出し、表舞台に姿を現したのだ。

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