有料会員限定

アクティビストに狙われる会社ランキング 新型コロナで割安さ増す

印刷
A
A

アクティビストの投資対象となる企業を割安度から探った。

3月の株式相場は大きく下げ日経平均も3年4カ月ぶりの安値をつけた(撮影:尾形文繁)

特集「牙むく株主」の他の記事を読む

新型コロナウイルス感染拡大による株安は、アクティビストにとって絶好の買い場となる。2000年代前半からアクティビストとして投資してきたストラテジックキャピタルの丸木強代表取締役は、足元の相場を「リーマンショック後や、民主党政権末期くらいのバリュー。この水準に落ちることはなかなかない」と語る。

株主価値の最大化を求めるアクティビストが投資先候補をふるいにかけるうえで最重要視するのが、その企業の割安度だ。そこで本誌は、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示すPBR(株価純資産倍率)を用いて、アクティビストが投資対象にしそうな東証1部上場企業をランキングした。

週刊東洋経済 2020年4/18号
書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

PBRが1倍を下回っている状態は、その会社が持つ資産の価値よりも時価総額が低いことを意味する。理論上は、資産をすべて売却し負債を返済して、会社を解散すれば株主が儲かる。

ランキング上位3社は薄型パネル用ガラス大手の日本電気硝子、完成車メーカーのマツダ、自動車用プレス大手のユニプレスとなった。日本電気硝子は自動車向けガラスファイバーの需要低迷や中国パネルメーカーの工場稼働率低下、マツダは米国市場での苦戦、ユニプレスは日産自動車向けの不振を理由に、近年は株価の下落傾向が続いている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
牙むく株主
インタビュー/国際基督教大学 特別招聘教授、東京大学 名誉教授 岩井克人
アクティビストファンドだけではない
アクティビスト封じ? 改正外為法の同床異夢
官邸・経産省がリード、尻拭いは財務省
「買収防衛の目的もある」と幹部
乾汽船 vs. アルファレオ
インタビュー/一橋大学CFO教育研究センター長 伊藤邦雄
勃興する新たな“株主"、迫り来るESGの波
第3章 会社は誰のものなのか?
個人投資家にもチャンス到来?
新型コロナで割安さ増す
狙われた会社のその後 2
ハゲタカか、それとも救世主か
経産省の先輩と後輩が激論
第2章 アクティビスト対処法
狙われた会社のその後、圧力テコに経営改善を断行
2000年代と比べアクティビストたちの投資手法は劇的に進化
物言う株主の栄枯盛衰、政策の後押し受け大復活
投資環境の整備でアクティビストが力を取り戻した
第1章 日本企業を狙う物言う株主
牙むく株主 あの投資家は敵か味方か
爛熟した株主至上主義の行方
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内