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パワービルダー系が挑む経済性重視のマンション 「周辺相場より安い」というセールストークの実力は?

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オープンレジデンシア代々木上原ヒルズ。自慢の用地仕入れ力を生かす(©️オープンハウス)

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「パワービルダー」はもっぱら戸建て業界の用語である。用地の仕入れから建設、引き渡しまでを半年程度で行うスピードを武器に、低価格の建て売り戸建てを大量供給している。

そのパワービルダーが今、マンション市場で存在感を高めている。マンション価格が高騰する中、戸建ての事業モデルをマンションにも応用し、「周辺相場より安い」というセールストークで独自のポジションを築き上げているのだ。

戸建て流の開発手法

1月、東京・飯田橋にあるモデルルーム。夕方5時という時間にもかかわらず、どの商談席にも単身者から家族連れまでさまざまな客の姿があった。お目当ては、オープンハウスの子会社「オープンハウス・ディベロップメント」が分譲するマンション「オープンレジデンシア」。販売物件の1つである文京区小石川のマンションは、坪単価400万円前後。周辺相場と比べかなり安い。

「周辺相場から逆算して、競合物件より安く供給できるよう原価を圧縮していく」。オープンハウスの若旅孝太郎・取締役常務執行役員は語る。2019年は新築マンション453戸を首都圏で供給。18年は798戸と、首都圏の供給戸数ランキングでは10位につけ、大手デベロッパーの東急不動産や東京建物をも超えた。

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