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部屋はどこまで狭くなる? 価格高騰で面積を縮小、変わる「自宅」の役割 PART1 7つの購入チェックポイント|①広さ

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バブル期にあった50平方メートル台の3LDKが復活しつつある

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新築あるいは中古のマンションを購入するときチェックすべき点は大きく分けて7つある。今、最も注目すべきは「広さ」だ。

新築分譲マンション「ソルフィエスタ堀切菖蒲園」──。京成本線「堀切菖蒲園」駅から大通りを南東に進んだ東京都葛飾区の一角で地場デベロッパーが建設を進めている。間取りはファミリー向けが中心。注目は、低層部なら3LDKでも4000万円強という若年層でも手が届く価格設定だ。

ただし、3LDKといっても、実は上写真のように専有面積は54.37平方メートルしかない。以前なら2LDKで売り出されている面積だ。廊下を短くしたり、柱を外に出したりするなど工夫の跡はあるものの、LDK(リビング・ダイニング・キッチンの合計)は約11.1帖とやや窮屈だ。モデルルームの営業担当者は、「しばらくはLDKとその隣の洋室を一緒に使い、お子さんが大きくなったら広い住戸に買い替えるのもお勧めです」と、2LDKのような使い方を勧める。

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