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万が一のために備える、親子で取り組む認知症対策 2025年には認知症700万人!

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認知症には誰もがなりうる。そのとき慌てないように準備を。

認知症は家族の負担も大きい。親子で話し合える雰囲気づくりを(Imagenavi)

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「介護」というと、食事や入浴、排泄の介助場面を思い浮かべる人も多い。ところが認知症の人の増加によって、介護現場の職員には、身体的なケアにとどまらず、心のケアを含めた、より高度な知識や技術が求められるようになっている。

では家族はどうすればよいのか。認知症に備えるための基礎知識と、親が認知症になったとき、子に何ができるかを考えたい。

厚生労働省の推計では、2025年、認知症の人が約700万人となり、65歳以上の5人に1人の割合になると見込まれている。

そもそも認知症とは、脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたために、日常生活に支障を来している状態をいう。

一口に認知症といってもいくつかのタイプがある。主に、①アルツハイマー型認知症、②脳血管性認知症、③レビー小体型認知症、④前頭側頭型認知症である。

①のアルツハイマー型では、早期受診がとくに大切だ。進行をある程度遅らせることのできる薬があり、早く服用するのが効果的とされている。ちなみに、④の前頭側頭型認知症では、万引きなど反社会的な行動をとることがある。

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