弁護士は見た!泥沼状態となった相続事件 3つのケースを紹介

✎ 1〜 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 最新
拡大
縮小
イラスト:髙栁浩太郎

特集「相続・終活・お墓」の他の記事を読む

相続トラブルというと、多額の資産を持っている富裕層の家庭で起こるものと思われがちですが、そうとは限りません。財産をそれほど持っていなくても、相続をめぐる争いはどこの家庭でも起きます。ここでは筆者が弁護士時代に遭遇した、実際の紛争を紹介しましょう(事実関係については一部変更しています)。紹介する家族は明日のあなたの姿かもしれません。誌面版、「弁護士は見た!」です。相続で不幸にならないための、他山の石としてください。

ケース1|仲のよいきょうだいの関係が完全崩壊

Aさんは4人きょうだいの末っ子です。もともときょうだい仲はよく、互いに行き来もありました。父親はすでに亡くなっていましたが、母親が亡くなると途端に関係が悪化しました。

きっかけは母親と同居していた長男が母親の預貯金をすぐに示さず、自分がその多くを相続すべきと主張したことです。長男は「長男だから家を継ぐのは当然」で、預貯金の詳しいことをきょうだいに開示する必要はないと考えている様子でした。しかも「自分たちは両親が亡くなるまで介護を行っていたのだから、その分も多く遺産をもらえるはずだ」と主張しました。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
相続・終活・お墓
遺骨の扱いはどうする?
お墓のQ&A
お金や手続きなどさまざまな落とし穴が…
香典収入も含めて検討を
公営、民営どちらを選ぶ?
寺が変わり始めた!
僧侶は会社員と兼業も
布施はいくら払えばいい?
Part3 親と子で考えるお墓|住職だから言える本当のこと
「大きな葬式はいらないよ、飲もう会を開いてほしい」
インタビュー/タレント みのもんた
2025年には認知症700万人!
葬儀中継、空き家管理、デジタル遺品対策…
相次ぐ高齢者の交通事故
インタビュー/女優 財前直見
終活で出ていくお金と入るお金
Part2 親も子も幸せな終活|親の問題は当然深刻化する
弁護士は見た!泥沼状態となった相続事件
3つのケースを紹介
相続の火種にならないように注意も
こうすればもめません!
改正相続法のメリットを徹底解説
配偶者保護の重要性高まる
相続・終活・お墓
親子で話し合う
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内