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大手デベロッパーが乱戦、札幌駅周辺開発の実像 Part2 沸き立つ地方都市|タワマン、商業施設が続々と

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開発が遅れていた駅東側を中心に大規模開発が相次いでいる。

駅東側を中心に大規模開発が進む札幌(pretty world / PIXTA)

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10年後の新幹線の延伸と冬季五輪の誘致を見据えた札幌の街は今、変化の渦中にある。開発が遅れていた札幌駅東側にスポットが当たり、巨大な再開発事業が相次いで動き出している。駅の徒歩圏でも、最近まで比較的地価が安かったこともあり、若い世代を対象とした高層マンションが次々と着工。駅西側に偏っていた街の軸にも変化が生じている。

北海道の空の玄関口である新千歳空港から、JR「快速エアポート」で35分ほど。札幌駅の東側、苗穂駅の周辺に列車がさしかかると、大規模マンションの建設現場が見えてくる。

建設中の27階建てマンションの事業主体はJR北海道。大京、住友不動産と組み、初の分譲マンション建設に乗り出した。5期連続で過去最大の連結営業赤字に陥っている同社にとって、札幌の不動産開発は経営再生のための数少ない切り札だ。近くでも25階建てと27階建てのタワーマンション2棟、13階建ての高齢者専用マンションの建設が始まっている。商業施設や医療施設も備えており、冬の積雪期に「外に出ずに暮らせる町」が3年後に完成する見通しだ。

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