有料会員限定

「研究力高め世界50位以内に、慶応は切磋琢磨するライバル」 早稲田大学総長 田中愛治に聞く

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
拡大
縮小
たなか・あいじ●1951年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、米オハイオ州立大学で博士号取得。道都大学、東洋英和女学院大学、青山学院大学を経て、98年早大政治経済学部教授(計量政治学・政治過程論)。教務担当の理事を経て、2018年11月に17代総長に就いた(任期は22年11月まで)。(撮影:尾形文繁)

特集「早稲田vs.慶応 最強私学はどっちだ?」の他の記事を読む

──2032年に向けた「ワセダビジョン150」という長期プランがあります。具体的には何を優先していますか。

「ビジョン150」では、教育、研究、文化推進などを掲げ、さらに細かく具体的目標や行動計画を定めている。その中で5つを重点的に進める。

最優先は研究力を上げること。そのために、海外研究者との交流を進めたい。2カ月とか半年とかいった単位でよいから早稲田で共同研究をしてもらう。海外の一流研究者が滞在して教育もしてくれれば、学生にもよい効果がある。

2番目に力を入れるのが教育力の強化だ。シラバス(授業計画)に基づいての授業や教員が学生の相談に乗るオフィスアワーは導入しているが、今後必要なのは、科目をより体系的に学べるようにして、授業の重複をなくすこと。授業にコースナンバリングをして、どの順で科目を履修すればよいかを体系的に示したが、まだまだ内容の重複する科目が残っている。教員同士が相談して重複がないようにすれば、教員の労力が軽減され、研究・教育に時間を振り分けることもできる。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
早稲田vs.慶応 最強私学はどっちだ?
インタビュー|早稲田大学校友会 代表幹事 萬代 晃
早慶への提言|早稲田大学大学院教授 入山章栄
有力企業は慶応生が好き、早稲田生は製造業に強み
就職先ランキング/早慶生の多くは金融を目指す
上場企業の社長 早大192人、慶大303人
付属校|内部進学率と校風に差
お受験|私学両雄の登竜門
「婚活」での市場価値
大学財務|早慶ともに財務は健全
研究力|教育力と並ぶ大学の基盤を比較する
Part2 早慶の実力|私立文系の頂点は今や慶応法・政治に
慶応義塾長 長谷山 彰に聞く
早稲田大学総長 田中愛治に聞く
有力OB慶応を語る|中外製薬 会長 永山 治
三田会 日本最強の同窓会
東大と並ぶ医学界の名門
開設30年目の総括
慶応の歴史キーパーソン
慶応義塾大学編|ブランド力は私学随一
「文系殺し」との声も
有力OB早稲田を語る|阪急阪神HD会長 角 和夫
その他の記事はこちら
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内