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研究力では早稲田やや優勢、経済学の論文数ではほぼ互角 研究力|教育力と並ぶ大学の基盤を比較する

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大学にとって大切な研究力。研究者の評価や論文数などのデータを基に比較した。

QSランキングで上位入りが多かった早稲田。早稲田はQSでの指標を重視している

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早慶ではどちらの研究力が高いのだろう。大学の研究力を測るにはさまざまな物差しが考えられる。学術の調査機関はいくつもあり、研究力を測る指標は一様ではない。同じ調査機関であっても、使うデータによって結果は当然違ってくる。

ここでは英QS社の世界大学ランキングと、米クラリベイト・アナリティクスのデータに基づき、早慶2校の研究力を比べてみた。その結果は、「早稲田大学がやや優勢」と出た。

まずはQSランキングを見てみよう。QSランキングは学術分野の実力を測るため、世界の研究者や雇用者からのアンケート結果、論文の量と質とを組み合わせた指標などを用いて、研究力をランキングしている。

QSランキングでは学問を5つの分野(大分野)に分け、さらに48の小分野に分類している。

早稲田は、大分野のうち、「芸術&人文学」で世界48位(国内3位)、「社会科学&経営学」で世界66位(同3位)となった。慶応は大分野で世界100位に入ったものはなかった。

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