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「伝統保守」の塾風は不変、塾生の中心、内部進学者 慶応義塾大学編|ブランド力は私学随一

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内部進学者が塾風を受け継ぐ。人気は法学部政治学科。

図書館は現在工事中のため画像は2009年のもの(撮影:尾形文繁)

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入試偏差値の高さや受験生人気などで早稲田大学を上回り、今やそのブランド力は私学ナンバーワンの慶応大学。そんな慶大にはどんな若者たちが集まっているのだろうか。例えば、2018年度に現役入学した慶大生の出身高校トップ10はこうなっている。

トップ20まで挙げてもそうなのだが、首都圏の高校のみ、それも私立の中高一貫校だらけ。男子校は準難関、女子校は難関〜準難関クラスの校名が並ぶ。

昔から慶大には首都圏出身者が多かったが、年を追うごとにその比率は高まり、今では入学生の7割超が1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)にある高校の出身者だ。

「親の力が9割」ともいわれる私立中学入試を突破し、中高6年間も私立のハイレベルな授業についていき、慶応大学に無事合格できたという「首都圏の受験優等生」が、学生の平均像なのである。

こうした「外部生」とかなり違う経験を積んで慶大生になるのが、付属校(慶応では「一貫教育校」と呼ぶ)からエスカレーター式に上がってきた「内部生」たちだ。慶大は内部生枠が大きく、入学生全体の2割超を占める。

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