理工学部が分割され、「基幹」「創造」「先進」の3理工学部になって12年。小保方事件は深い傷痕を残したが、高い研究力と自由な雰囲気は今も続いている。
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早稲田大学には理工学部が3つある。2007年、理工学部が3つに分割・再編成され、「基幹」「創造」「先進」の名前がつく、理工学部と大学院研究科になったのだ。3学部を統括する研究組織として、理工学術院が設けられた。
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改組の理由は何か。現在、理工学術院長を務める竹内淳教授は、「早稲田の理工の学生・大学院生数は1万人を超え、円滑な運営が難しくなっていた。学問が先端化する中、3学部で発展の可能性を探ることになった」と説明する。
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3学部・研究科の中身は、学外からはわかりづらい。執行部の教授がその特徴を示してくれた。
基幹は「数学や基礎的な科学をベースに各学科が構成されている。学科別の入試をせず、入学年度は横断的に基礎学問を修め、2年以降で専門に進む」(基幹理工学部長・研究科長の戸川望教授)。
創造は「実学がベース。人間、生活、環境などに直接関わる分野が多い。高校生には、社会に応用するために学ぶべきことを伝えている」(創造理工学部長・研究科長の菅野重樹教授)。
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