有力企業や業界、地域ごとに組織を持つ、慶応の同窓会組織、三田会。年に1度のイベントでは、ベンツや真珠の豪華商品で卒業生を魅了する。
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4月9日、慶応義塾三田キャンパス。日も暮れかけた午後6時半に、西校舎地下1階の生協食堂へ続々と人が集まり始めた。参加者は紺のスーツに身を固めたサラリーマン風の男性や、ベージュのパンツスーツをまとった中年女性など。中には慶応カラーである赤と青のレジメンタル柄のネクタイ、赤と青のチェック柄のストールを身に着けた人々も目立つ。
歩みの先には、「2019年慶応連合三田会 大会実行委員激励会」との立て看板が、鎮座ましましていた。キックオフと位置付けられる激励会をきっかけに、今年も10月20日に日吉キャンパスで大会を開く計画だ。
慶応連合三田会大会──。同大会こそ、鉄の結束を誇る「慶応三田会」の最重要イベントだ。年会費を一切とらない慶応連合三田会(三田会を統括する上部組織)の集金マシーンとして存在する。
1960年ごろから始まったとされる連合三田会大会。「塾員」と呼ばれる卒業生向けのホームカミングデーと位置付けられ、母校愛を呼び覚ますイベントでもある。そんな慶応愛にあふれた塾員たちを待ち受けるのが、豪華な景品だ。
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