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何でもありの学風は不変、AO入試を拡充するSFC 開設30年目の総括

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AO入試でユニークな人材をという開設以来の狙いは変わらず。国際化にも舵を切り、独自路線をひた走る。

湘南藤沢キャンパスの徒歩圏内には店が少ない(撮影:今 祥雄)

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JR東海道線の辻堂駅からバスで25分。慶応の湘南藤沢キャンパス(SFC)は神奈川県藤沢市の丘陵地に広がる。近隣の養豚場のにおいも漂う広大な敷地には、芝生とコンクリート打ちっぱなしの建物が目立つ。

1990年開設のSFCでは総合政策学部、環境情報学部の学生が学ぶ(看護医療学部の1〜2年生、4年生の後期もSFC)。「問題発見・解決型」「分野横断型(学際)」の教育が特徴だ。

カリキュラムは「超自由」。情報技術基礎など学習の基盤となる必修科目は最小限だ。設置科目は幅広く「SFCでは何でも学べる」といわれる。研究会(ゼミ)も希望すれば1年生から入ることができるが、最小限で済ませたい人は半期2単位でもよい。インフラの面でも草創期からパソコン環境が整っていた。現在、図書館には3Dプリンタなどが並ぶ。

開設当初は慶応ブランドに加え、ハイテクな環境やカリキュラムの先進性から受験生の絶大な人気を集め、一般入試の志願者は2学部合計で1万7000人近くに上った。だが、その後は下降線をたどる。2003〜05年度は志願者数が6000人を割り込んだ。

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