ほぼ100%の内部進学率を誇る慶応に比べ、早稲田は10~99%と学校によって大きく違う。校風や校則など、各校の特徴とは?
特集「早稲田vs.慶応 最強私学はどっちだ?」の他の記事を読む
私大の定員厳格化を受けて、付属校の人気が高まっている。河合塾によると、慶応大学の合格者数の合計は、2016年度が8430人だったが、17年度は7969人と約500人も減少。19年度も8113人となっている。また早稲田大学も16年度の1万7541人に対し、19年度は1万3962人と減少が続いている。
かつてより有力私立大へ入るのが難しくなったため、「付属校から有力私大を目指す傾向が強まっている」と指摘するのは、東京個別指導学院進路指導センターの寺田拓司氏だ。とくに私学の頂点に立つ早慶の付属校人気が高まるにつれ、「MARCH(明治、青学、立教、中央、法政)、日東駒専(日本、東洋、駒沢、専修)といった付属校にも波及している」(同)という。
ただ、早稲田と慶応の付属校、系属校でその性質は大きく異なる。目立つのは、大学への内部進学率の違いだ。
4つの高校とも付属校である慶応は、全高校がほぼ100%近い内部進学率を達成。「慶応医学部へ進学できなかった医学部志望者以外は、全員が慶応大学へ進学する」(慶応義塾高校OB)というほどだ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら