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自由な南高、親身指導の北高 蛮カラ気風の仙台の2校 地域の誇り、名門校の横顔 北海道・東北

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地域を代表する名門校は、時にライバルと切磋琢磨し人材を育ててきた。

北海道|医学部入試ならば南高 経済界では北高が活躍

北海道の名門校といえば札幌南高校と札幌北高校。戦前には、札幌南は札幌第一中学、札幌北は札幌高等女学校として発展し、戦後、男女共学になった。地元では、それぞれ「南高(札南〈さつなん〉)」「北高(札北〈さつきた〉)」と呼ばれる。

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両校の校風はかなり違う。南高は蛮カラの気風を残し、自由な校風を誇りとする。1970年代の学園闘争を経て制服も廃止された。対して北高は、自由な校風は南高と同様だが、高等女学校が前身だからか、どちらかといえばおとなしめ。北高は女子生徒のほうが多い。

そんな校風の違いは進路指導にも表れている。南高では「生徒たちが自らやりたいことを見つけるために、幅広い知識とさまざまな経験を提供することが学校の役割」(南高の川口淳校長)として、多様な選択肢があることを教えつつも生徒の自主性を尊重する。一方の北高は、生徒の目標設定を促し、「自己実現のためにどうすればいいのか、年に何度も面談し丁寧に指導する」(北高の渡邉周一副校長)スタイルだ。

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