集中力をつけてくれた「高高(たかこう)」 Interview特別版3|住友ゴム社長が振り返る自由な学園

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住友ゴム工業 社長 池田育嗣

池田育嗣(いけだ・いくじ)/香川県出身。京都大学工学部卒。1979年住友ゴム工業入社、2000年タイヤ生産技術部長、03年執行役員、07年取締役常務執行役員、10年取締役専務執行役員、11年3月から現職(撮影:梅谷秀司)

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名門高校には、偏差値や大学進学実績だけでは測れない何かがある。伝統が生み出す独自の校風、質の高い授業や指導体制、優秀な生徒が集まり切磋琢磨する雰囲気、卒業生のネットワークなどだ。8月6日発売の『週刊東洋経済』で特集した「ザ・名門高校 校風、進学実績、人脈の大研究」の取材班が5回にわたって、名門校で育った企業トップたちの高校時代に迫るリポートをお届けする。

第3回は香川県立高松高校に通った住友ゴム工業社長の池田育嗣氏。

実家は高松市の中心部にありましたけど、周りの山まで歩いて10分もかからない所で、海も自転車で10分程度。自然にも囲まれて育ちました。中学校は1学年600人いましたが、成績上位者は高松高校に入るんですよ。高松高校は香川県の東部でトップの学校でした。西部のトップ校が丸亀高校。まずはトップの学校に入りたい、というのは皆思うわけですよ。だから高松高校、高高(たかこう)っていうんですけど、そこに入りました。

制服はアレンジ自由、昼食も校外に出掛けた

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