国公私立、多くの高校が合格実績の向上へしのぎを削る関東地方。中でも多くの学校がひしめく東京、神奈川など首都圏の1都3県では、2020年に予定されている大学受験改革を念頭に、各校がさまざまな学習方針や施策を打ち出して優秀な生徒の獲得に血眼になっている。
とはいえ、東大合格者数を競う最上位層の顔ぶれに大きな変化は見られない。東京では開成や駒場東邦、麻布、桜蔭といったトップ私立校が、国立校では筑波大学附属、同駒場、東京学芸附属が東大合格者を多数輩出し、トップ進学校の地位を維持している。
都立高校も負けてはいない。日比谷や西、戸山、国立といった学校は、1960年代までの合格実績には及ばないが、都の重点化政策もあって、復調しつつある。
東京の上位には受験界でなじみの学校名が並ぶ。
私立では東大合格者数で例年トップを競う開成と女子校の桜蔭。中学受験では開成と並び御三家とされる武蔵、麻布。そして駒場東邦や早稲田、女子学院といった進学校に加え、海城や桐朋、豊島岡女子学園、渋谷教育学園渋谷、雙葉の有名校が名を連ねる。
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