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中部編 列島縦断有力校勢力図

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愛知県の2トップは、私立の東海と県立の旭丘である(2校とも名古屋市)。

東海は浄土宗系で仏教の授業もあるが、一般的には「東海地区 最強の進学校」として認識されている。国公立大医学部の合格者は、2008年以来11年連続して全国最多。18年度、名古屋大医学部には36人が合格した。

旭丘は旧制一中。140年以上の歴史があり、東京の日比谷と並ぶ存在として、名門意識が強い。管理教育が強かった愛知県で自由な校風を維持してきた。

公立で旭丘に並ぶのが岡崎で、旧制二中として三河地区を代表する。同じ三河にある刈谷も存在感がある。東海3県(愛知、岐阜、三重)では地元・名大への進学希望者が多く、刈谷は常連校だ。

名大合格常連校にはこのほかに、明和(名古屋市)、一宮時習館(豊橋市)がある。明和は尾張藩の藩校「明倫堂」の流れをくみ、時習館は吉田藩(今の豊橋)の藩校名から名付けられた。

公立の2番手グループといえるのが向陽(名古屋市)、半田菊里(名古屋市)。半田は、平岩外四(東京電力元会長)、榊原定征(東レ元会長)の2人の経団連会長を生んだ。市立の菊里には音楽科があり、音楽家の育成には定評がある。

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