業界の裾野の広い半導体とEV(電気自動車)化などの時流に乗りやすい電池は、株式市場でも関心の高いテーマだ。ここでは6月15日に最新号が発売された『会社四季報』(2018年3集夏号)のデータを活用し、両分野における有望銘柄を探してみた。
株式投資の銘柄選定でいちばん大事なのは、その企業の今後の業績動向だ。特に半導体関連は、活況が続いている一方で業績持続力の強さに注目が集まっている。そこで、四季報の最新予想データを基に、半導体関連銘柄の今期増益企業ランキングを作成した。
銘柄抽出には東洋経済オリジナルの業種分類を用いた。各企業の最大収益事業を基準に約480種類にまで細分化しており、証券取引所の定める業種分類よりも詳細になっている。順位付けは本業の稼ぎを示す営業利益の増益率で行った。前提とした今期予想数値は、取材に基づいた東洋経済の独自予想だ。
ランキングの1位は、三菱電機系の大手半導体商社である菱洋エレクトロとなった。前期は半導体の一部商品で代理店権を失ったことが響き大幅減益となったが、今期はグラフィックボード製品などICT(情報通信技術)分野での伸びで利益を急回復させる計画だ。
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