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ビジネス #怒涛の半導体&電池

Interview|SUMCO 会長兼CEO 橋本眞幸 トップが明かす超活況の理由(2)

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はしもと・まゆき●1951年生まれ。76年東京工業大学院修了、三菱金属(現三菱マテリアル)入社。99年米国子会社社長。2016年から現職。(撮影:尾形文繁)

10年前の轍は絶対に踏まない

半導体の製造に欠かせないシリコンウエハ。世界首位級のウエハメーカーで、特に半導体に強いのがSUMCOだ。

 

──シリコンウエハの需給が世界的に逼迫した理由は。

大きく3つある。まず、メモリチップの市場が膨らんだ。データセンターやスマホ向けがどんどん伸びたほか、自動車向けも増えた。

次に、回路の微細化の速度が鈍化した。これまではビット成長率(出荷メモリ総容量の伸び率)の大半が微細化で補われてきた。その結果、最近まではウエハの供給面積が伸びなかった。だが微細化のスピードが急激に落ちた。一方でビット成長率は変わっていない。つまりウエハの供給面積の急増が補ったというわけだ。

3つ目は、世界景気の拡大で、ウエハ供給側が増産しようにも生産設備向けの部品が入手困難となっている。それで需給が逼迫した。

──具体的にはどんな部品か。

ボールネジ(ネジ軸、ナット、ボール)などだ。

大増産はもうこりごり

──かつてSUMCOと信越化学工業が世界首位争いを展開した結果、世界的な供給過剰に陥った。過去の二の舞いになる危惧は。

世界のウエハ製造大手4社はもはや大増産をすることはない。約10年間、供給過剰でみな苦しんだ。当社も倒産の危機に瀕した。もはやシェアを追わない。年率5~10%の範囲で増産するが、増産するのは主に先端品。先端品を増産していけば、現在のシェアは維持できると見ている。

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