「強い米国株の上昇はまだ続く」

マネックス・山岸大統氏に聞く米国株投資法

 NYダウは12月16日に1万7067ドルまで調整した後、再び史上最高値(1万7958ドル、12月5日、終値ベース)に接近している。果たして、これからも米国株は買えるのか。また、米国株に投資するなら、どういう視点で銘柄を選べば良いのか。マネックス証券アクティブ・トレーダー部の山岸大統さんに話を聞いた。

最初は「強いブランド力」を持ったメジャー企業を選べ

――米国株の上昇はまだ続きますか。

NYダウは1万8000ドル目前でいったん下落しましたが、再び上昇に転じました。基本的には上昇トレンドの中の、一時的な調整だったと見ています。原油価格の大幅下落が、米国株の調整を招いたわけですが、ガソリンなどを大量に消費する米国にとって、原油価格の下落は悪いことばかりではありません。徐々にプラス効果が高まっていくのではないかと考えています。

――米国株の魅力は?

「原油価格の下落は米国経済にプラス」。マネックス証券アクティブ・トレーダー部の山岸大統氏は強気だ

米国の株式市場に上場している企業は、世界で最も厳しい上場基準を満たしていますから、上場しているだけで、すでに磨かれています。しかも、上場したら一段落というわけではなく、常に企業努力も続けています。世界的に名前が知られているメジャーな企業は、特にその傾向が顕著です。

たとえばマイクロソフトやインテルなど、かつて一時代を築いた企業で、提供している製品、サービスが一巡した後も、猛烈な企業努力をし、かつ大胆な経営方針の転換によって、華麗な業容転換を実現している企業もあります。

かつてIBMは、大型コンピュータからパーソナルコンピュータに主力を移しましたが、さらにパーソナルコンピュータを売却してソリューションビジネスへと舵を切り、そこで成功を納めています。こういう柔軟な経営を展開している企業が、米国にはたくさんあります。

――どういう観点で、投資する企業を探せば良いのでしょうか。

株式投資をする場合、誰でも知っているメジャー企業に投資するか、あまり知られていないけれども非常に優れた技術などを持っているマイナー企業に投資するかという点で分かれます。

米国企業への投資は日本人にとって土地勘がありませんから、マイナー企業から将来性の高い企業を発掘するのは非常に難しい。ですから、実際に投資する際には、世界的に名前が知られているメジャー企業の中からピックアップするのが良いでしょう。

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