STEP1 心構え|分析の目標を明確にせよ
大阪ガス ビジネスアナリシスセンター所長 河本薫
「データ分析……、どうしようか?」。今、そういうニーズが弊社の中でも顕在化してきました。社内で人が選抜され、僕がその先生役をしています。世の中には分析方法に関する難しい本がいっぱいあり、ハードルをすごく高く感じている人が多い。これは非常によくない。
私は料理に例えるんです。シェフは食材や包丁、レンジなどの調理器具があって、それを使っておいしい料理を作って、お客さんに提供します。データは食材で、いろいろな難しい分析方法っていうのは調理器具なんです。最新の調理器具の使い方をいくら覚えても、それだけじゃおいしい料理はできません。結局はお客さんが喜んでくれないとダメでしょ。
経験の少ない人はまず慣れること
昔はデータ分析は、自分でプログラムを書かないと実行できなかった。しかし、「レンジでチン」の調理器具と同様、最近はクリック一つで分析ができる、便利な世の中になってきた。でも大事な部分は変わりません。
事業部の人が分析をする場合、最後のゴールって何でしょう。シェフならお客さんに料理を出すこと。皆さんなら「業務に役立つものを出す」ことですよね。そこは肝に銘じてもらいたいです。
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