ユナイテッドアローズ
全国に約250店舗のセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」業態を展開するアパレル大手のユナイテッドアローズは、会員サービスの統合や自社サイトの一元化により来店客を増やそうとしている。
店頭で提供していた会員証であるハウスカードとECサイト上の会員情報を2016年8月に統合した。会員数は統合前の277万人から316万人(17年3月末時点)まで順調に伸びている。
新規入会者数や会員売り上げも大幅に伸びた。また、ポイントシステムの改定で既存会員の活性化も実現できたという。

従来は顧客データ上、店舗とECの客は別だったが、それを一体化して店舗で把握できるようになった。これまで店舗ではハウスカード会員に対し、過去の購入履歴を基にスタイリング提案などを行っていた。だが、ECでの顧客行動は共有されていなかった。統合により、同一顧客のEC上での購入履歴や購入頻度、愛用するブランドの傾向を把握でき、顧客の嗜好の変化に合わせた店舗での接客が可能になった。
「お客の顔がより見えるようになった。ネットでの嗜好の変化を店舗と共有して活用することで接客の高度化を実現できている」とデジタルマーケティング部長の木下貴博氏は話す。
なぜ商品購入にまで至らなかったのか
17年4月には自社サイトの統合も実現した。各ブランドは、客が購入時に参考にできるような情報を掲載していたが、そうしたブランドウェブサイトとECサイト(下写真)を一元化したことでサイト訪問客への情報提供も一括してできるようになった。
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