ソフトバンク藤原氏「スプリントは辛抱の時」 藤原和彦取締役に聞く

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 12月18日、ソフトバンクの藤原和彦取締役がロイターのインタビューに応じた。写真は同社のロゴマークと通行人。都内で2013年12月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 18日 ロイター] - ソフトバンク<9984.T>で海外シナジー推進を統括する藤原和彦取締役は18日、ロイターとのインタビューで、苦戦している米スプリントについて「悲観論ばかりではないが、いまはネットロスの状態なので、楽観できる状態でもなく、少しずつ積み上げていくしかない」と述べ、「いまは辛抱のときだ」との認識を示した。

予想よりも回復が遅れていることに関しては「ネットワークの改善に時間がかかっている。解約率に表れているように満足な進ちょくにならなかったところもあるので、若干遠回りしたところはある」としながらも、「米国市場は(低)価格(戦略)で動いたという事実もあり、その意味ではネットワークを改善させていく中で、ビジネスをやっていける体質になっていかなければいけない」と語った。

インタビューの詳細は以下の通り。

 

──スプリントのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)が攻めの姿勢を鮮明にさせている。

「着眼はおかしくない。(料金支払いが見込める)プライムのハンドセットのユーザーが結局、ビジネスのコアになるところなので、そのど真ん中を一番重視していくことは大事な手だ」

──しかし業績の回復は遅れている。

「買収するまではEBITDA(利払前、税引前、償却前利益)は右肩下がりだった。今年の予想は59億ドルくらいと当初予想よりも10億ドル下げたが、前の年よりは伸びている。確かに期待に比べれば低いが、増益を続けていくことが大事だ。辛抱強くみたい」

ネットワークの改善に時間要す

──見込み違いは何だったのか。

「ネットワークの改善に時間がかかっている。解約率に表れるように満足な進ちょくにならなかったところもあるので、若干遠回りしたところはある。ただ、そういう中でも、米国市場は(低)価格(戦略)で動いたという事実もあり、その意味ではネットワークを改善させていく中で、ビジネスをやっていける体質にしていかなければいけない」

「ネットワークについては何らかの手を打たなければいけないということで、(ソフトバンクでネットワーク構築の陣頭指揮を執った)宮川(潤一ソフトバンクモバイル取締役)も派遣している。ネットワークを改善させる過程で学んだことの中にはスプリントの役に立てることも多々あるので、そこはシナジーを出そうとして取り組んでいる」

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