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米国政治の変質、透ける2大政党制の限界 これはネオリベラリズムの終わりの始まりか

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[ポイント1]
米国の2大政党政治はイデオロギーを軸に展開してきた。だが、近年は民主党も右傾化し、米国全体がネオリベラリズムに染まっていた

[ポイント2]
ネオリベラリズムとは金融資本、起業家、投資家などエスタブリッシュメントのためのイデオロギーで、必然的に貧富の格差をもたらす

[ポイント3]
「忘れられた人々」は各党傍流のトランプ、サンダース両候補を支持。今後、第3の政党を求める声が強まる、歴史的な転換点になるかもしれない

 

放言を繰り返し、スキャンダルにまみれながらもトランプ陣営は接戦を演じ続けた(ロイター/アフロ)

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今回の大統領選挙は最も人気のない候補者によって争われた選挙といわれる。11月の選挙直前に行われた三度にわたるテレビ討論会は非難の応酬で、目立った政策議論もなかった。

こうした中、なぜスキャンダルにまみれたトランプ候補が最終段階まで45%前後の支持率を維持し、クリントン候補と接戦を演じられたのか。背景事情を分析すると、共和党と民主党のそれぞれが抱える深刻な課題が浮き彫りになってくる。2016年の大統領選挙は米国政治の大きな節目となる可能性があり、それを理解するためには、2大政党への歴史的な視点(記事下図表)が不可欠だ。

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