手帳用「デコり」グッズ、デジタル機器が全盛でも衰えない人気

近年は手帳本体だけでなく、専用シールやベルトなど付属品が豊富だ。東京・池袋ロフトでは、こうした手帳関連商品の点数が前年比約2倍。取り扱うメーカーも6社から10社に増えた。

中でも人気は文具メーカーのデザインフィルが2010年8月末に発売した「ベルトシール」(399円)。ビニール製のベルトをノート型手帳にシールで張り付け、ベルト付きに「改造」するアイテムだ。発売後3カ月間で5万個を出荷する人気ぶりで、色によっては品切れもあるという。

手帳用小物を手掛ける同社で、昨年末、社員約140人分の手帳を撮影して分析したところ、「手帳に付箋や名刺を挟んで持ち歩く人の多さに気づいた」(高橋知可・執行役員マーケティンググループ統括マネージャー)のが開発のきっかけ。膨れ上がった手帳をスッキリまとめるにはどうすればよいか。行き着いたのは、ゴムバンドより手帳と一体感があるベルト。シールの粘着性を工夫し耐久性を高めたほか、ペンホルダーを加えるなど使い勝手のよさにもこだわった。

スマートフォンなどIT機器全盛の中「手帳の売り上げは年2割程度伸びている」(池袋ロフト)。既存品を「自分仕様にしたい」という手作りニーズが高まる中、“デコり”ブームは当面収まりそうにない。

(小河眞与 =週刊東洋経済2010年12月25日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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