大切と思いながら、怠りがちなのがおカネの管理。収入は限定されたものなので、実態を把握しやすい。敬遠する人が多いのは支出の把握だろう。マイナス金利でおカネを増やしにくくなる中、無駄遣いを撲滅するためにはまず、年間の家計支出額を算出しよう。
一般的に、支出には毎月ほぼ一定額で出ていく固定支出と、月によって金額が異なる変動支出がある。固定支出の代表例には家賃や住宅ローン、管理費などの「住居費」をはじめ、子どもの保育料や学費、習い事などの「教育費」、生命保険などの「保険料」がある。これらは銀行口座から引き落とされ、通帳に記録が残るケースが多い。
一方、変動支出は「食費」「水道光熱費」「通信費」などが中心で、「小遣い」や「交際費」など各家庭独自の項目もある。特に食費などは固定支出と異なり記録が残りにくい。
変動支出の中でも厄介なのが特別支出と呼ばれるもの。「冠婚葬祭費」や帰省を含む「旅行費」、などが挙げられ、これらが現金決済だと動きはなおさら把握しにくい。その場合、レシートがもらえるなら、後日まとめて整理するといい。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら