就職人気ランキングではつねに上位を占める総合商社。三菱商事と三井物産が初の連結赤字に転落し、ボーナスにも影響必至といったニュースも出ているが、さほど人気が陰ることはなさそうだ。
総合商社の新卒採用が狭き門なのは間違いない。たとえば三井物産では昨年のエントリーシート(ES)提出者6000名弱に対し、今年4月の総合職入社人数は147名。売り手市場下でも、倍率は約40倍と高倍率だ。同社の17年4月の総合職の採用予定数は150人前後で前年並みだが、引き続き激戦が予想される。
他社もES段階での倍率は似たようなもので、筆記試験でスクリーニングして面接まで進む人数を絞り込んでいる。
面接を突破するためには、総合商社が求める人物像を把握しておく必要がある。
財閥系の苦戦を尻目に業績好調を謳歌しているのが伊藤忠商事。長年、採用面では三菱、三井、住友という財閥系の後塵を拝していたが、2015年入社では「三菱商事でも採用通知を受け取ったが当社に決めたという人が数人いた」(同社人事・総務部の甲斐元和採用・人材マネジメント室長)というほどだ。
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