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総合商社は個性で勝負する時代や 非資源で躍進伊藤忠商事トップが吠える!

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岡藤正広 伊藤忠商事社長

おかふじ・まさひろ●1949年、大阪生まれ。74年東京大学卒業後、伊藤忠商事入社。一貫して繊維の営業畑を歩み同社のブランドビジネスを確立。2004年常務取締役・繊維カンパニープレジデント。09年副社長。10年から現職。

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財閥系商社が資源部門での損失に苦しむ中、伊藤忠商事は2015年度の連結純利益で商社業界トップになる見通しだ。原動力は食料を中心とする非資源部門の収益だ。3月末には29年ぶりに時価総額で三井物産を抜いた。「非資源ナンバーワン」を自任する岡藤正広社長は、商社の未来をどう展望するのか。

──資源価格の下落で総合商社の決算では巨額減損が続きました。業界の今後をどう見ていますか。

2002年ごろから10年以上、資源価格バブルが続いた。今価格が落ちているのは常態に戻ったということ。少なくとも今後10年は今よりちょっと戻すくらいだと思うし、それ以上時間がかかるかもしれない。3年後には上がるという見方をする人もいるが、とんでもない。

原油価格が1バレル=40~50ドルにはなっても、100ドルを超えることはないでしょう。それを前提に経営していかないといけない。

ハイリスク商売との 誤解を解きたい

──総合商社の株式市場での評価はいま一つ上がりません。

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