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部下なし管理職の生き残り法 バブル世代のリストラ予備軍は必読

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(イラスト:上垣厚子)

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日本企業は新卒一括採用で同期を競わせ、40代半ばくらいまでは出世の決着をつけさせないことで社員のモチベーションを維持してきた。人事部は、社員の昇進や昇級のタイミングを絶妙にコントロールしてきたといえる。

出世競争の最終コーナーが、ライン管理職(部下のある管理職)としてのさらなる出世(部長や部門長、そして役員への登用)か、部下なし管理職への横滑り(実質は降格)である。

会社としては、「まじめ」に働き、「一定の成果」を出し続けてきた社員にはそれなりに報いたいし、終身雇用を前提としているので定年までは意欲を持って働いてもらいたい。

だが、ライン管理職は組織図に記されたポストの数が定員である。ある年齢を超えた場合には、ライン管理職から部下なし管理職への異動が行われる。

管理職には 「賞味期限」がある

業界や企業の成熟度、人員構成にもよるが、小規模の組織を率いる管理職(課長クラス)に登用されるのはおおむね35~45歳である。管理職として不適格だと「ダメ出し」されなければ、10~15年間は課長・部次長クラスとして働く。

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