日本の「お家芸」、圧倒的な技術力で国内外市場を席巻する高収益企業。
自動車や電機メーカーなど、世界各地の工場で稼働する産業用ロボットは約130万台(国際ロボット連盟〈IFR〉調べ)。国別では日本が約30万台と最多で、さらに世界のロボット出荷台数の5割超が日本発だ。ロボットを使う側、製造する側ともに主役であり、まさに「ロボット大国ニッポン」である。
日本のロボットメーカーは軒並み業績好調だ。ファナック、安川電機の2強と、不二越、川崎重工業の大手4社は今期、過去最高純益を更新する見込み。それぞれ主力事業を持ちロボットが必ずしも最高益の主因ではないが、今後、確実な成長が見込める筆頭格といえる。
各社のロボット事業は上昇気流に乗っている(図表1)。特に不二越は2014年11月期のロボット部門の売上高が前期比38%増と、全部門中トップの成長率だった。川崎重工はロボット単体の売上高を公表していないが、年間数百億円規模とみられる。同社は今15年3月期で前期比2~3割の伸びを見込む。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら