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業績回復の“差"はなぜか? パナソニック、ソニー

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パナソニックのセキュリティ製品展示ブースには、多くの見学者が訪れた(撮影:尾形文繁)

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3月初旬、東京・有明の国際展示場で開催された店舗や建築に関する総合展示会。その一角でパナソニックが「未来のセキュリティ」をコンセプトに出展したブースには多くの来場者が集まった。

展示の目玉は「全方位ネットワークカメラ」。1台で店舗内などを360度監視できるのが特徴だ。担当者は、「このネットワークカメラを店内に設置すれば入店から退店まで(来店客の)動線を追えるので、店舗レイアウトの改善にも活用できる」と強調。すでに小売業界などから発注が寄せられているという。

パナソニックは、監視カメラやレコーダーなど防犯システム機器で世界大手の一角だ。ソチ五輪で計1.1万台の監視カメラを納入するなど実績をあげてきた。防犯システムは世界的にデジタル対応ネットワークカメラの普及が進み、市場規模が年1割ペースで伸びている。パナソニックも成長分野に位置づける。狙うのは監視カメラ単品ではなく、保守・管理やデータ活用を含む一括サービスでの需要開拓だ。

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