現在、大阪環状線を走る「103系」
では、通勤路線で新型車両に次々と導入しているJR東日本との戦略の違いはなぜ生じるのか。その理由は、両社の財務体質に求められる。
2013年度の営業キャッシュフローはJR東日本が5627億円、JR西日本が2377億円(いずれも連結ベース、以下同)。JR東日本のほうが売上規模で勝っているが、売上高に対する営業キャッシュフローの割合でもJR東日本が20.8%、JR西日本が17.8%となっている。つまり、JR東日本のほうが効率よくキャッシュを稼いでいるといえる。
両社とも設備投資は増資や借り入れに頼っておらず、営業キャッシュフローの範囲内に収まっている。2014年度の設備投資予定額はJR東日本が5550億円、JR西日本が2240億円である。つまり、JR西日本の設備投資額はJR東日本の半分以下ということになる。
この記事は有料会員限定です
残り 972文字
