メタバースとFF14が「似て非なる」決定的な根拠 制作者の想像の範疇を超えられる自己組織化の要諦
世界的大ヒットゲーム「フォートナイト」
メタバースを考える際に、知っておきたい企業が2社ある。
エピックゲームズ(Epic Games)とロブロックス(Roblox)だ。今回のメタバース・ブームはメタ(旧フェイスブック)の創業者、マーク・ザッカーバーグ氏がトリガーを引いたが、そもそもはこの2社がメタバースという言葉を使って未来像を語り始めたことに端を発している。
エピックゲームズはオンラインゲーム「フォートナイト(Fortnite)」の運営会社だ。
フォートナイトがローンチされたのは2017年7月のことだ。同年10月にリリースした「バトルロイヤル」モードが大ヒットし、たった2週間でプレイヤー数が1000万人を超えた。2020年5月には登録ユーザー数は3億5000万人を超えている。
フォートナイトは最大100人が最後の1人になるまで生き残りをかけて戦うPvP(Player vs Player)のバトルロイヤル・シューティングゲームとして人気を博しているが、彼らは明確にゲームという枠を越えてメタバースの構築をめざしている。
たとえばゲームモードの1つとして「クリエイティブ」モードを提供しており、自由にコンテンツを作成したり、フレンドと一緒に好きに遊んだりすることも可能だ。
クリエイティブモード以外にも「パーティーロイヤル」というモードがある。戦いの場ではなく、プレイヤー同士がライブを見るなど、わいわい騒ぐためのモードだ。
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