「資格試験に落ち続ける人」がやりがちな勉強法 スポーツなら映像や本だけで学んでいる状態
つまり、インプットが終わったら、すぐにアウトプットに移行するのです。ゴルフクラブにはいくつもの種類がありますが、ドライバーの打ち方、アイアンの打ち方、パターの打ち方など、すべての打ち方を本や映像でインプットしてからクラブを振り始める人はおそらくいないと思います。
先ほどの考え方が間違っている理由は、もうわかりましたね。ある分野のインプットが終わったら、次にやるべきは、その分野のアウトプット、すなわちその分野の問題を解くことです。そうすることで、勉強の効率が上がるのです。
問題を解くのはスポーツで言えば「練習」
受験生の多くは、インプット対アウトプットの比率が3対1ぐらいです。私は逆に、1対3になるように勉強します。インプットよりも、アウトプットを多くする。つまり問題集を何度も解くことが、勉強の中心になります。
インプットの比率が高い人ほど、合格から遠ざかります。何度も資格試験に落ちている人の中には、10対0なんじゃないかと思うほど、インプットばかりしている人がいます。こうした人たちは次のようなことをよく言います。「過去問がまだ解けないんで、テキストをもっと読みます」。
一見、理にかなっているように思えますが、勉強とは間違うことですから、問題を解いて間違わない限り、解けるようにはなりません。
ちょっと強い言い方で恐縮ですが、インプットばかりやる人は、プライドが高いのかもしれません。間違いたくない。間違ってばかりの自分を認められない。だから、インプットに固執してしまう。気持ちはわかりますが、そのプライドは封印しましょう。
100点がとれるようになるまで、参考書を完璧に覚えるまで問題を解かないのだとしたら、こんな非効率な勉強のやり方もないでしょう。
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