日本人に多い「サンドイッチ、腸を汚す食べ方」4NG ジャムは?フルーツは?「話題の腸活法」を解説

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「アダムスキー式腸活法」では、「トマト」が「ファストの食品」に分類されるため、トマトを原料とした「ケチャップ」も、小麦粉で作られた「パン」と組み合わせるのはNGとなってしまいます。

【×NG例4】ホットドッグ(小麦粉・ソーセージ×ケチャップ)
ホットドッグ(写真:マハロ/PIXTA)

そのため、「サンドイッチ」や「ホットドッグ」に「ケチャップ」を使うのは避けたほうがいい、とアダムスキー博士は話しています。

「ホットドッグ」に入っている「ソーセージ」は、「スローの食品」ですので、パンと組み合わせてOKです。また、「マスタード」や「オニオンソース」は、「ニュートラル」ですので、こちらも大丈夫です。

「ピクルス」は基本的に「スロー」ですが、「パプリカ」や「唐辛子」は「ファストの食品」ですので、これらが入っているピクルスは避けましょう。

普段の食生活から、「腸のケア」をしよう!

とはいえ、食事を手配してもらったときや、ほかに選択肢がなかったときなど、「腸によい組み合わせ」を選べないこともあるかと思います。

アダムスキー博士は、「エキストラバージンオリーブオイルを一口すすって先手を打つと、悪い組み合わせがもたらすダメージをあらかじめ緩和しておくことができる」と話しています。「高品質の植物性オイルを、非加熱で多めに摂取すると、たまった汚れを滑らせる手段となるのだそうです。

もし「事前」に飲めないときは、「事後」でもよいし、オイルを飲むことに抵抗があれば付け合わせのサラダやスープにかけてもよいそうなので、挑戦しやすい「裏技」だと思います。サラダをドレッシングではなく新鮮なオリーブオイルと塩でシンプルに仕上げたり、スープの香りづけにオリーブオイルをひとまわしするのは、味の面でもおすすめです。

また、アダムスキー博士は、オイルだけでなく「フルーツ」、とくに「かんきつ類」にも「消化管にこびりついた汚れを溶かす『パイプ洗浄剤』の効果」があると話しています。スローの食事から時間を空けて「みかん」や「オレンジ」といったかんきつ類をたっぷりと食べるのもいいと思います。

皆さんも、普段の食生活から、「腸のケア」をはじめてみませんか?

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

森 敦子 翻訳家

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もり あつこ / Atsuko Mori

東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。

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