日本は最重要市場の一つ、新薬開発で積極的に投資--米メルク エグゼクティブ・バイスプレジデント アダム・シェクター


──具体的にはどんな取り組みをしていく考えですか。

現在、日本ではヒトでの臨床段階における開発が進行中のプロジェクトは、フェーズ�から�まで60以上もある。3年前、グローバルでの開発の当初から日本でも参加していく方針に切り替えた。現在、日本法人は、血栓症治療薬など8つのグローバル開発プロジェクトに加わっている。米欧と同時での製品供給にこぎ着けることが大きな目標だ。

──新薬の投入スケジュールは。

11年から13年にかけては、15件以上の新薬承認申請を予定している。四半期に1品目という速いペースで承認申請をしていく。10年はすでに麻酔薬ブリディオンなど3製品の承認を取得(うち一つは剤形追加)。子宮頸がんワクチンのガーダシルなど2品目を申請中だ。

──日本市場での今後の課題は何ですか。

今年4月、価値のある新薬であれば、薬価を維持できる新制度がスタートした。同時に新制度下では、ドラッグラグ(新薬承認の遅れ)の解消に取り組むことも求められている。これらの課題に応えていくために、厚生労働省や医薬品医療機器総合機構と緊密な連携に努めている。

(聞き手:岡田広行 撮影:吉野純治 =週刊東洋経済2010年11月6日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

Adam Schechter
1988年入社。2004年、シェリング・プラウとの医薬品合弁会社でバイスプレジデント。07年以降、米国医薬品事業およびグローバル医薬品事業の統括責任者に。09年からシェリング・プラウとの統合事業全般を主導。45歳。

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