転職先を決めず実家へ戻るのは最悪 遠くで1人暮らしの母と一緒に暮らすべきか

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出会わなかったら? それも人生だと受け止めるしかありません。「運命の人」ではない人と世間体や妥協で結婚するより、ずっといい人生を選択したと肯定的に受け止めるしかありません。少なくとも悩んでもどうにもならないことは、悩まないように努力できたらいいですね。私にとっても難しいことを申し上げていますので恐縮ですが。

恵子様、お母様も貴女と、関西で同居することを望んでおられるのでしょうか。私の周囲にいる人たちは皆、「子どもが巣立ったときは本当に寂しかったけれど」と、今ではそれが自然だと納得している人ばかりです。

私も同様で、愛情が薄くなったのかといえばそうではなくて、時の流れと共に親子も成長し、愛情の形やかけ方が変わっていくのです。逆にいつまでも子どもが同居していて、仲はいいけれど巣立ちを促すのに難儀している人も、結構います。

実は私も(頻繁に子どもに会ってはいますが)シングルの独居生活です。一日の計画も今後の予定や約束も、家族の都合に合わせなくとも良い自由な生活は、当初は戸惑ったほど新鮮な経験でした。第三の人生を歩んでいる愉快な感覚で、これからもますます充実させたく、この暮らしを大切な子どもからでも侵されたくないと思っています。私の周囲では、このような考えの人が大半ですよ。

それに私は実家と婚家の数の多い兄姉の末席でしたので、親兄姉の介護や看取りも、たくさん経験してきました。その経験からですが今の介護保険制度は、実に良くできているのですよ。

子どもから介護されるのを望まない親も多い

姉や友人を在宅で介護・看取ったのですが、介護保険制度ができてからは、さまざまな介護器具の安価な貸し出しやヘルパー制度など、家族の負担もずいぶん軽くなっています。伴侶や子どもがいない人も子どもが遠方の人も、病気になっても何とかなりそうなシステムです(介護の質や老老介護による深刻な問題もありますので、一概にはいえないでしょうが)。

私が聞いている範囲では、「倒れたらプロの介護を受けたい、子どもにそれを望まない」と言う人は多いです。子どもへの遠慮とか親子で水くさい等という問題ではないのです。親子の絆とは別問題として、介護に関するシステムや人々の意識が、ずいぶん変わってきています。

東京と関西圏でしたら、お母様を長期に呼び寄せたり招いたりするのも簡単ですし、離れていても密にできる連絡手段も多様になりました。同居だけが親孝行とは限りません。以上のことを参考にしていただいて、関西圏への転職は慎重に検討されますよう、お勧めします。 

 

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