実際には、雑誌や書籍を作る出版社は、品質や供給面の安定性を重視し、ほとんどが国産紙を定期契約で調達。輸入紙はもっぱら、チラシやカタログなど商業印刷向けだ。それでも、輸入紙が印刷用紙市況に与えた影響は大きい。
震災による被災工場の復旧も漸次進んだ結果、今度は需給が緩み、印刷用紙は13年春ごろまで下落が続いた。
円安に転じた12年末以降、競争力の薄れた輸入紙は月6万トン水準へ逆戻り。国産紙シェアが回復したところで、印刷用紙首位の日本製紙は13年4月、1年半ぶりとなる印刷用紙の値上げを実施。同業他社も相次ぎ追随した。
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