ドコモ中計発表、「利益回復策」の中身 年4000億円のコストダウンを実施

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こうした厳しい状況を踏まえ、利益回復に向けた中期目標を策定した。2018年3月期に2014年3月期比で4000億円以上のコスト削減を実施するほか、2016年3月期から3年間の設備投資も年6500億円以下に抑える。こうした施策により、2018年3月期の営業利益は、2014年3月期(8191億円)以上の水準を目指す。

光とのセット割開始

ドコモは同日、光回線サービス「ドコモ光」を2015年2月から始めると正式に発表した。NTT<9432.T>東西地域会社が提供する光回線のサービス卸を活用する。新料金プランと組み合わせることで、利用料が安くなる「セット割」も始める予定で、先行するKDDIの牙城に切り込みたい考えだ。

ただソフトバンク<9984.T>も同日、セット割のサービス開始を表明しており、どこまで顧客獲得につなげられるかは不透明だ。

一方、KDDIは順調に推移している。KDDI<9433.T>が同日発表した2014年4─9月期連結決算は、営業利益が前年比10.7%増の3847億円となり、上期としては2期連続の2ケタ増益となった。通期予想は据え置いたものの、田中孝司社長は「進ちょく率は順調で、このままいけば通期予想を達成するのではないか。差分が出てくれば、10─12月期が終わった後に例年通り変えることになるだろう」と先行きの業績に自信を示した。

*情報を追加しました

 

 

(志田義寧)

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