鈴木保奈美「ママ・奥さんカテゴリーはやめよう」 疑問に思わなかった若い頃を経て今感じること
やっと舞台の面白さがわかるようになってきて
──4月にパルコ劇場で上演される舞台『セールスマンの死』に、かつて敏腕セールスマンだったウィリー(段田安則)の妻で、専業主婦のリンダ役で出演されます。なぜ今舞台なのか、出演を決めた理由を伺えますか。
鈴木:実はここ数年、「舞台やってみたいんだけど」といろんなところで
言っていまして。ずっと出たい、出たいと思っていて、やっと声をかけていただけたんです。『セールスマンの死』というのは有名な作品で、なんとなくは知っていたのですが、作品や内容ということよりは、「パルコ! 段田さん! やります!」という感じで即決でした(笑)。
──どちらも、俳優さんにとっては願ってもないチャンスだと?
鈴木:お芝居を仕事としていて、パルコ劇場に立つというのは、望んでもなかなかできることではないですし。しかも、25年もブランクのある自分が立たせていただけるのは、それだけでありがたいことです。段田さんは、説明の必要もなくとても素敵な方で、ご一緒することで学べるものがいっぱいあると思います。今回、1カ月間のお稽古からご一緒できるので、こんなにいい機会はないと思いました。