鈴木保奈美「ママ・奥さんカテゴリーはやめよう」 疑問に思わなかった若い頃を経て今感じること

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かつてのトレンディードラマで一世を風靡し、カッコいい女性の代名詞ともなった女優の鈴木保奈美さん。女優として精力的に活躍を続ける保奈美さんの素顔は、さらにシャープさを増したカッコいい大人の女性でした(写真:トヨダリョウ)
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既成概念にとらわれず、その行動によって時代を切りひらいてきた「カッコいい大人」たち。かつて一世を風靡したトレンディードラマで、確固たる自分を持ち、欲しいものは自分から手に入れるヒロインを演じ、新しい「いい女」像を体現した鈴木保奈美さんは、その筆頭です。
4月には、25年ぶり2度目の舞台『セールスマンの死』に挑戦。久々の舞台に臨む思いや、これからの50代をどう過ごしていきたいかについても伺いました。カッコいい保奈美さんが考える「カッコいい大人」とは?
(文:浜野雪江 写真:トヨダリョウ スタイリスト:犬走比佐乃 ヘアメイク:福沢京子)

やっと舞台の面白さがわかるようになってきて

──4月にパルコ劇場で上演される舞台『セールスマンの死』に、かつて敏腕セールスマンだったウィリー(段田安則)の妻で、専業主婦のリンダ役で出演されます。なぜ今舞台なのか、出演を決めた理由を伺えますか。

鈴木:実はここ数年、「舞台やってみたいんだけど」といろんなところで

本記事はLEON.JPの提供記事です

言っていまして。ずっと出たい、出たいと思っていて、やっと声をかけていただけたんです。『セールスマンの死』というのは有名な作品で、なんとなくは知っていたのですが、作品や内容ということよりは、「パルコ! 段田さん! やります!」という感じで即決でした(笑)。

──どちらも、俳優さんにとっては願ってもないチャンスだと?

鈴木:お芝居を仕事としていて、パルコ劇場に立つというのは、望んでもなかなかできることではないですし。しかも、25年もブランクのある自分が立たせていただけるのは、それだけでありがたいことです。段田さんは、説明の必要もなくとても素敵な方で、ご一緒することで学べるものがいっぱいあると思います。今回、1カ月間のお稽古からご一緒できるので、こんなにいい機会はないと思いました。

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