田中良和・グリー社長--1億人ではまあまあ、10億人が使うサービスで一流だ

田中良和・グリー社長--1億人ではまあまあ、10億人が使うサービスで一流だ

--大手SNS3社ですでに6000万人を超える会員を獲得している。これからさらにどのように成長をしていくのか。

国内外で分けて考えると、まず国内でもソーシャルゲームの市場はまだまだ可能性がいっぱいある。グリーの会員は2000万人を超えているが、それでもまだ月に50万~100万人もの会員が新しく加入している。これだけのポテンシャルを持つサービスはなかなかない。伸び率も高いままであり、国内だけで3000万、4000万人は十分狙える。

いま最も伸びているのは40歳代以上。30歳代以上ですでに会員の44%を占めており、すぐに過半を超える。ソーシャルゲームというと子供向けとの印象があるが、実態はすでに中年以上向け。それが現実で、日本の人口で言えば30~40歳代は非常に多く、むしろマーケットの拡大はこれからだ。

このサービスを作った当初から、年齢性別はもちろん国籍・言語も問わない世界に通じるものを考えていた。普通のゲームは大ヒットでも100万~200万本で、普通は何十万人に向けてのサービス。しかし、われわれは始めから何千万人、何億人向けのゲームを作らないといけないという目線でやってきた。

シンプルさとわかりやすさを主軸にして、30歳代、40歳代の、今までゲームをやらなかった層にも受け入れられるように作っている。
 
--ゲームとしてはシンプル。でも、それゆえ技術的参入障壁は低い。

シンプルなものを作る力、それに運営の力で差別化する。千万単位の人が同時にアクセスしても、安定的に稼動し続ける技術力が必要で、それはスゴイ難しい。またユーザーの動きをチェックして盛り上がる仕掛けを入れるノウハウが強みだ。
 
 シンプルだけど面白い。それがいちばん難しい。また、ゲーム内容そのものよりもコミュニケーションが面白いゲームになるようにする。ゲームより、コミュニケーションの面白さの方が普遍的だと思う。


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