「資生堂150周年」女優8人出演CMが好評のワケ 米津玄師の新曲使用「プレステ」CMにも注目
1966年のサマー・キャンペーン広告「太陽に愛されよう」をモチーフにした場面には当時のキャンペーンモデルを務めていた前田自身が登場。白いターバンを風になびかせ、力強いアイメイクをした彼女が砂浜から起き上がる様子を生き生きと再現した。ラストは宇宙空間から青い惑星を眺める近藤を映し、未来においても同社が新しい“美”の形を追求していくことを印象づけた。
本作は成人女性を中心に好評価を獲得。モニターからは女優たちの美しさやCMソングに関するコメントのほか、150年という資生堂の歴史に思いをはせる感想や、「美しさとは、人のしあわせを願うこと。」というメッセージへの共感の声なども多く寄せられた。
なお、資生堂は初代社長の福原信三氏が1916年に立ち上げた、デザインや広告宣伝の企画担当を担う「意匠部」を出自としたクリエイティブ部門を今年1月1日に分社化し、資生堂クリエイティブ株式会社を設立した。
米津玄師の新曲を使用した『PlayStation』CM
続けて紹介したいのは、1月24日にオンエアを開始したソニー・インタラクティブエンタテインメント『PlayStation』の新CM。米津玄師の新曲『POP SONG』のミュージックビデオを使用した作品で、17位にランクインした。
CMは大勢の兵士が整然と並んでいる場面に始まる。そのうちのひとりが突然体を震わせると、黒い羽根や青いタイツを身に着けた“悪魔”のような姿の米津に変身する。続けてPlayStation5のコントローラー「DualSense」を手にした米津が周囲の兵士たちを翻弄するかのように導き、巨大な城門の外へ連れ出す様子を壮大なスケールで表現した。「遊びのない世界なんて。」のコピーをはじめ、「♪1 2 3 で愛を込めて もう一生遊ぼうぜ」といった歌詞を重ねるなど、ゲームの世界と親和性の高いクリエーティブが印象的だ。
米津は楽曲制作に加え、変身というアイデアからキャラクターデザイン、コンセプトの企画にも携わったという。また本作は米津のヒット曲『感電』のミュージックビデオも手掛けた奥山雄太氏(SIX)、同じく数々のミュージックビデオやCMを手掛ける児玉裕一氏がそれぞれクリエイティブディレクターと演出を担当するなど、最前線で活躍するクリエイターがタッグを組んだことでも注目を集めている。
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