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サントリー「BOSS」が映す容器コーヒーの大変遷 「発売30年」平成→令和で飲まれ方はこう変わった

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  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
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在宅勤務でもコーヒーを飲みながら働く人は多い(写真:サントリー食品インターナショナル)

缶コーヒーではパワフルな訴求もあった

BOSSブランドが好調なサントリーだが、同ブランド以前の缶コーヒーは苦戦していた。

1987年に発売したのが「WEST」(ウエスト)だ。当時の喫茶店を意識して「コーヒーの普通はサイフォン方式」を掲げ、コンセプトは「香りが強く、苦みや渋みのある本格的なレギュラーコーヒーの味」。缶コーヒー愛用者=男性を意識してパワフルさも打ち出す。

CMには映画「ターミネーター」で人気だった俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんを起用した。商品では「炭火焙煎キリマンジャロ」なども出したが売れなかった。

この反省から“働く人の相棒”BOSSが生まれた。後で振り返ると、情緒的訴求を身近なユーザー側に置き換えた、といえようか。

その働く人と執務環境もこの30年で変わった。女性の社会進出が加速し、今では責任ある立場を担う女性も一般的だ。現在、女性の就業率(15~64歳の生産年齢人口)は70%を超えるが、「男女雇用機会均等法」元年の1986(昭和61)年は53.1%だった。

昔と今の違いについても表にまとめてみた。

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【オフィスでも在宅でもちびだら飲みが浸透】

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