ルポ 生活保護 貧困をなくす新たな取り組み 本田良一著

ルポ 生活保護 貧困をなくす新たな取り組み 本田良一著

生活保護は、国民の命と生活を守る最後のセーフティネット。貧困を放置すれば、やがて社会の安定に大きな影響が出るのだから、決してひとごとでは済まされない問題だ。

本書はまず、生活保護に陥った者を自己責任のみに帰せず、資本主義の発達に伴うさまざまな社会的要因によって恒常的に生まれるものと理解するところから始まる。

新聞記者である著者は、生活保護の深刻な実態を詳細に点検しながら問題点を洗い出す。行政が受給者の生活基盤を整備し、社会とのつながりを持たせる自立支援プログラムなども紹介。「自らの生には社会的な意味がある」と彼らに思わせることが大事であり、おカネだけでは決して解決しないことを強調する。

中公新書 819円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

東洋経済education×ICT