田村厚労相「新規感染1日10万で収まればいい方」 2月、東京都民10人に1人「濃厚接触者」の試算も
社会活動が停止する可能性
こうした事態を受け、田村氏は、社会活動が停止する可能性があるとして、エッセンシャルワーカーなどの濃厚接触者の待機期間について、今よりも基準を緩和する準備をするよう厚生労働省に伝えていることを明らかにした。
埼玉県の大野元裕知事は、オミクロン株の感染力の強さに危機感を示し、医療従事者など県内のエッセンシャルワーカーに対し、濃厚接触者にならないようにテレワークが困難な職場でもできる限りテレワークを進めるよう呼びかけた。
また、医療従事者の家族に対する3回目のワクチン接種の前倒しを進めるよう、政府に要請していると説明した。
以下、番組での主なやりとり。
松山俊行(キャスター・フジテレビ政治部長兼解説委員):オミクロン株の拡大を受けて、田村氏は先日、一日の新規感染者数が10万人に上ってもおかしくないと発言した。いつ頃を想定しているか。また、そこからピークアウトするとの見通しか。
田村憲久氏(前厚労相、自民党コロナ対策本部座長):それは専門家でもなかなかわからないと思う。科学的ベースではないが、欧米を見ると3倍から10倍、多いところではフランスの十数倍までピークが増えている。日本のピークは8月21日の2万6,000人弱だ。当然その4倍ほどに達してもおかしくないので、1月11日の自民党コロナ対策本部の会議でそういう話をした。10万人で収まればいい方だと今思っている。