田村厚労相「新規感染1日10万で収まればいい方」 2月、東京都民10人に1人「濃厚接触者」の試算も

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梅津弥英子(キャスター、フジテレビアナウンサー):東京の濃厚接触者に関する試算を見てみたい。統計学が専門の土谷隆教授(政策研究大学院大学)によるシミュレーションで、東京で現在のペースで感染拡大が進んだ場合、2月8日に濃厚接触者が143万人に達するという。つまり東京の人口の10分の1が濃厚接触者になる可能性があるということだ。土谷教授は、今のまま濃厚接触者の待機が続くと、社会機能がマヒする恐れがあると警鐘を鳴らしている。

東京の10人に1人が濃厚接触者認定を受ける可能性

松山キャスター:東京の10人に1人が濃厚接触者認定を受ける可能性があるとの試算。社会経済活動が回らなくなる危惧がある。

田村前厚労相:1日10万人の新規感染者が出たとして、濃厚接触者はおよそ4倍。本人に合わせると50万人だ。それが10日間で500万人ということになる。

松山キャスター:濃厚接触者は一日一日積み上がっていくから、トータルで(東京だけで)143万人となるという。

田村前厚労相:(新規感染者が)1日10万人なら、(濃厚接触者は)さらに増えるかもしれない。

(写真:FNNプライムオンライン)

松山キャスター:(待機期間の)基準を変えないと、社会が回らなくなってしまう。

田村前厚労相:自民党コロナ対策本部の会合で、どこかでトリガーを引かなければいけない場面が出てくると厚労省の担当者に伝えた。社会活動が停止してしまうから、その時には今よりもさらに基準を緩め、濃厚接触者が毎日検査をして陰性なら働いてもらう。検査能力はあるのか、という話になるが、そういうことを考えなければならない時期がくるかもしれない。準備だけはしておいたほうがいいと伝えた。

梅津キャスター:2月8日というとあまり時間がない。

田村前厚労相:本当にそうだ。ただ、物理的にどこまで濃厚接触者を追えるかという問題もある。本当に1日10万人の新規感染者が出たときに、ひとりずつ全て濃厚接触者を追えるのか。保健所としてできるのか。理屈ではそういうことも起こり得る。

松山キャスター:濃厚接触者がどんどん増えていく状況に、基準を変えないと社会が回らないのではないかとの見方について、大野知事はどう考えるか。

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