マーケティングがもはや「運ゲー」ではない理由 データサイエンスが「消費者分析」を一変させた

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野村総合研究所発表のレポートの中では、AIで代替される具体的な職種として、一般事務員、オペレーター、警備員、建設作業員、スーパー店員、電車運転士、電気通信技術者などをあげています。

また、他の論文では、弁護士などの専門知識を有する仕事でも、AIで仕事のやり方が大きく変わると指摘しているものもあります。弁護士の文書作成などの業務はAIに変わるでしょう。さらに、過去の判例に基づいて訴訟の内容を考えるような業務についても、AIの助けをかりて相当な効率化をすることが考えらます。

専門的な知識を持つ限られた人しかできなかった仕事が、必ずしも専門知識を持たない人でもできるようになると言われており、弁護士という専門職でも業務内容が大きく削減、変化していくものと考えられます。

AIによって削減される仕事の多くは、背景には「データ」があります。過去のデータを整理・分析することで、人に変わってノウハウを蓄積し、効率的な検索の仕組みを作ることで、人が行っている仕事を代替することができるのです。データがあるからこそ、仕事が削減・変化するのです。

膨大な判例のデータベースの中から、適切な事例を抽出し、訴訟戦略を立案する弁護士の業務を想像すれば、データの重要性が理解できると思います。AIで変化する仕事の背景には、データを整理・分析できるデータサイエンティストが必須なのです。

AI時代の到来は、データサイエンティストの仕事を増やし続けるといえます。では、今後、データサイエンティストの活躍が期待される仕事について見ていきましょう。

マーケティングの歴史は「データ取得」の歴史

今後、データサイエンティストの活躍が期待される仕事は「マーケティング」です。マーケティングの歴史はデータ取得の歴史です。

次ページデータの「質と量」がマーケティングを左右してきた
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